![](https://nowhere.hardrain.rocks/wp-content/uploads/2019/06/kirigamine-landscape_nowhere_012_w1306.jpg)
終バスが去って、高原に人がいなくなる。
陽が落ちて、紫色の空に茜色の余光が映える。
すでに仄暗い緑の原にあって、ツツジの株だけが紅く浮かび上がっている。
誰もいないから誰にも見られない。
誰のものでもない美しい風景なんだけど。
夜、ヘッドランプを消してみる。
月の光に白いコバイケイソウの群落が浮かぶ。
風に揺れる淡雪。
鹿の鳴く声が聞こえる。
![](https://nowhere.hardrain.rocks/wp-content/uploads/2019/06/kirigamine-landscape_nowhere_010_w1305.jpg)
![](https://nowhere.hardrain.rocks/wp-content/uploads/2019/06/kirigamine-landscape_nowhere_011_w1306.jpg)
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終バスが去って、高原に人がいなくなる。
陽が落ちて、紫色の空に茜色の余光が映える。
すでに仄暗い緑の原にあって、ツツジの株だけが紅く浮かび上がっている。
誰もいないから誰にも見られない。
誰のものでもない美しい風景なんだけど。
夜、ヘッドランプを消してみる。
月の光に白いコバイケイソウの群落が浮かぶ。
風に揺れる淡雪。
鹿の鳴く声が聞こえる。