ラブ霧ヶ峰 花明り~日暮れの霧ヶ峰 2019年6月25日 by 栗蜜 / 0件のコメント 終バスが去って、高原に人がいなくなる。 陽が落ちて、紫色の空に茜色の余光が映える。 すでに仄暗い緑の原にあって、ツツジの株だけが紅く浮かび上がっている。 誰もいないから誰にも見られない。 誰のものでもない美しい風景なんだけど。 夜、ヘッドランプを消してみる。 月の光に白いコバイケイソウの群落が浮かぶ。 風に揺れる淡雪。 鹿の鳴く声が聞こえる。 夕。紅色のツツジの群落と茜色の光線で、高原は赤みを帯びて暮れてゆく。 春と夏の狭間だからか? この時季の夕空は透明感がハンパない。 誰もいないから誰にも見られない美しい景色。 ころぼっくるひゅってのテラスにて。コーヒーだけ飲んで帰ってしまうとこの情景には出会えない。 登山・ハイク, 霧ヶ峰